人優生とドングリーズのエースピッチャー雅空（がく）は宮前の連合チームで共に戦った良きライバル。

いきなり初回の先頭打者対決で幕を開けるも、結果は死球で人優生が出塁。

続く大地も四球出塁から、すかさずダブルスチールで無死二三塁の絶好のチャンス！

期待の3番・和輝が豪快な三振。嫌な予感が・・・。

4番の雄大も２ストライクと追い込まれる。やっぱり嫌な予感が的中してしまうんだろうか・・・。

それでも雄大が何とか喰らいついて一塁ゴロの間に人優生が生還して貴重な先取点！

 

2回裏、中継ミス、送球ミス、バックアップミスで2点を失い逆転を許す。

しかし、ここで引き下がらないのが今年のキッズ！

3回の表の攻撃は、大地のタイムリーから和輝の安打、雄大の犠打を挟んで、輝のライト前2点タイムリーで一気に逆転！

 

５回裏、再び送球ミス、バックアップミスで1点を失い1点差。

最終回も送球ミス、バックアップミスで2点を失い悔しすぎるサヨナラ負け。

 

確かに練習でも送球ミスやバックアップミスが目立つ。

練習で出来たとしても、その成果を必ず発揮できるとは限らない。

ましてや練習で上手く出来ていないのだから、なおさら出来ないだろう。

でも最後は「気持ち！」で超えていけることもある。

仲間を信じる心、勝ちたいという強い心、練習を振り返れる平常心、チームの為に振り絞る勇気。

そういった気持ちの一つ一つが足りなかったんじゃないだろうか？

心・技・体

体力や技術の活動限界を超えていけるのは「心」なのだから。

 

もちろん、気合一辺倒の練習を推奨している訳ではありません。

気合で速いボールを投げられることもなければ、ボールを遠くに飛ばすことも出来ませんし、気合で速く走れるようになるわけでもありません。

そこは心身の発達にあった合理的な練習で技術を習得していかなければなりません。

ただ戦っている今、足りない部分を補える方法が残されているとしたら・・・？

それは心・技・体の「心」の部分だと思います。

 

この敗戦をターニングポイントとして成長していこう！